【宅建コラム No.5】   3月23日に「地価公示」が発表されました。②

前回に引き続き「3月23日に地価公示が発表されました」をテーマでお話いたします。
宅建試験の問25の出題は、「地価公示」もしくは「不動産鑑定評価」のいずれかより出題され、
昨年度(平成27年)は、この「地価公示」よりの3年連続の出題となっています。
是非この機会に、この項目の学習をしていただければと思います。

一般新聞をご覧いただくと、紙面1面では、今回の地価公示についての概要が記載されていますが、
中頁には、各地域の情報が数面にわたって細かな数値で記載されています。
ご自身のお住まいの地域のデータご覧いただくと、興味がわくのではないでしょうか。
そして、一覧表の冒頭に「(注)単位は1平方メートル当たり...」の注意書があります。
つまり価格の総額は表示されていません。
ここが、平成26年の宅建試験の問25の
「肢1 土地鑑定委員会は、標準地の価格の総額を官報で公示する必要はない。」で出題されています。
前述のとおり価格は単位面積1平方メートルで、総額は表示されませんので、正しい記述です。
当社教育プランニングのテキストでも636ページに記載されています。
勉強になりますね。

【宅建コラム No.4】   3月23日に「地価公示」が発表されました。①

毎年、宅建試験の問25の出題は、
「地価公示」もしくは「不動産鑑定評価」のいずれかより1問が出題されます。
また、問48の「宅地建物の統計」では、
ほぼ毎年、この「地価公示」が選択肢の一つとして出題されます。
(平成27年は、「地価公示」については問48では、出題されませんでした)
問25で出題される場合は「地価公示」そのものについての内容を問う問題ですが、
問48で出題される場合は、実際の地価の動向が出題内容となっています。
まさに、最新のホットなデータでの出題となりますので、
今年宅建試験を目指す方は、是非、3月23日の新聞をご覧いただくことをお薦めいたします。

国土交通省が22日発表した公示価格(平成28年1月1日時点)では、
「平成27年1月以降の1年間の地価については、
全国平均では、全用途平均で昨年までの下落から上昇に転じた。
用途別では、住宅地はわずかに下落しているものの下落幅の縮小傾向が継続している。
また、商業地は昨年の横ばいから上昇に転じ、工業地は昨年の下落から横ばいに転じた。」の点を押さえて、
新聞の記事をお読みいただければと思います。
宅建試験は、全国の試験ですから、地域的な内容は出題されることは少ないと思いますので、
全体的な動向を押さえておくことが大切です。
また、教育プランニングでは、その他の最新の法改正等を含め8月以降の「受験ニュース」等で、
これらの「土地建物の統計」についてご案内いたします。
なお、詳しく知りたい方は、
国土交通省のホームページ「平成28年地価公示結果の概要」を閲覧していただければ思います。