【宅建コラム No.1】 宅建合格を目指すなら、早めのスタートで学習時間の確保を!

早いもので、桜の開花シーズンの到来とともに、まもなく4月となります。
10月の宅建試験(10月16日予定)まで、
まだ十分に時間があると思っている方も多いのではないでしょうか。
それでは、宅建受験に要する学習時間はどのくらい必要なのでしょうか。
学習時間には個人差があり、一概には言えませんが、
受験指導の経験から、合格を強く望むのであれば、200時間以上が必要です。
4月中旬から学習をスタートした場合、10月試験日まで半年(180日)となります。
だいたい1日平均1時間以上の学習時間が必要となります。
多忙な毎日では、この学習時間を確保することはなかなか大変ですね。
試験直前に集中して学習することを前提としても、できるだけ早くスタートし、
最初は、毎日30分ずつでも、宅建の学習を「習慣化」させてみてはいかがですか。
あまり負担になるような方法でなく、
徐々にペースアップするスケジュールで、宅建学習することをお奨めいたします。

宅建過去問ファイル 訂正のお知らせ

「宅建過去問ファイルa」訂正のお知らせ

イープラ宅建講座をご受講いただきまして、誠にありがとうございます。
皆さんにお送りしております過去問ファイルaにおいて、
一部記載内容の欠落や誤植がございましたことを、深くお詫び申し上げます。

訂正内容を下記のPDFファイルにてお知らせしております。
お手数をおかけいたしますが、ご確認いただきまして訂正等を願いいたします。

2016_イープラ宅建「過去問ファイルa」訂正のお知らせ

「法令上の制限」 講義映像の配信を開始いたしました。

e-pla宅建web講座「法令上の制限」 講義映像を公開中です。

法令上の制限(第7区分~第10区分)の講義映像を公開いたしました。
「権利関係」「税その他」は、準備中となります。
配信日が確定しましたら、当ホームページにてお知らせいたします。

宅建試験ガイド

1.宅地建物取引士とは

「宅地建物取引士」とは、不動産取引の専門家として、不動産を取引しようとしている人に対し、その物件について重要なことを説明する人のこと。法律では、一般の人達を保護し、不動産取引を円滑にするため、不動産会社に一定数以上の専任の取引士が必要と規定しています。

取引士は、不動産・建設・金融など不動産取引に関係する業界にニーズが高く、社会的にも価値ある資格とされています。

2.宅地建物取引士なるには

取引士になるためには、まずは宅建試験に合格する必要があります。合格後、実務経験が2年未満の方は登録実務講習を受講し、都道府県知事に取引士資格を登録。さらに法定講習を受講した後、都道府県知事から取引士証の交付を受けます。これでようやく「取引士」としての仕事ができるようになります。

■宅地建物取引士になるまでの道のり

宅地建物取引士になるまでの道のり

宅建試験に合格しても、すぐに取引士資格を登録する義務はありません。合格という事実は一生有効となりますので、将来、資格が必要になったとき、一定の手続きで、登録、取引士証の交付を申請してください。

3.宅建試験の実施要綱

試験の実施要綱は以下のとおりです。

試験の日程 毎年10月第3週の日曜日に実施(年1回)
申込書の配布 毎年7月上旬より申込締切日まで配布
受験申込締切 毎年7月下旬頃
試験時間 2時間(午後1時から3時)
試験方法 50問の四肢択一問題(記述問題はなし)問題は全国共通
受験資格 なし(誰でも受験は可能)
(国籍・学歴等の制限はありません。)
実施機関 一般財団法人 不動産適正取引推進機構試験部
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-8-21第33森ビル3F
電話 03-3435-8181
ホームページ:http://www.retio.or.jp/

■受験までの流れ

受験までの流れ

4.受験者数・合格率

宅建試験は、国家試験の中でも毎年20万人以上の人が受験申込みをし、平成30年度は26.5万人が受験申込みをした人気の資格です。受験者数、合格者数、合格率等は以下のとおりです。

平成29年度 平成30年度 令和元年度 令和2年度 令和3年度
申込者数 258,511人 265,444人 276,019人 259,284人 296,518人
受験者数 209,354人 213,993人 220,797人 204,250人 234,714人
合格者数 32,644人 33,360人 37,481人 34,338人 41,471人
合格率 15.6% 15.6% 17.0% 16.8% 17.7%
合格ライン(10月実施) 35/50問 37/50問 35/50問 38/50問 34/50問
合格ライン(12月実施)
※一部地域で実施
36/50問 34/50問

過去5年分の試験結果の概要を見ると、合格者数が3万人から4万人へと増加しています。申込者数、受験者数ともに増加しており、人気の資格といえますが、合格率は15%から18%程度であることが分かります。つまり、宅建試験は、数字の上では全受験者の6人に1人程度しか合格できない、難しい国家試験のひとつです。多くの人が真剣に取り組んでいますから、甘い考えではいけませんが、無駄なく、効率的にしっかりと勉強をすれば、必ず合格できる試験ですから、合格率だけを見て不安になる必要はありません。

5.試験科目

試験科目は、以下の表のようになっています。

本試験出題順の科目(平成26年度)
科目 主な内容 出題順番 出題数
権利関係 民法、不動産登記法 など 問1~問14 14問
法令上の制限 都市計画法、建築基準法 など 問15~問22 8問
不動産取得税、譲渡所得税 など 問23~問24 2問
価格の評定 地価公示、不動産鑑定評価 問25 1問
宅地建物取引業法 宅建業法全般 問26~問45 20問
需給、取引の実務 不動産の統計、住宅金融公庫 など 問46~問48 3問
土地・建物 土地・建物について 問49~問50 2問

出題科目のうち、「権利関係」(14問)、「法令上の制限」(8問)、及び「宅建業法」(20問)は、全体の84%を占めることから主要三科目と呼ばれ、宅建試験に合格するためには、特に十分な勉強が必要とされている科目です。

●登録講習修了者の試験一部免除の制度

宅建業に従事し、登録講習を修了した人には、問46から問50までの5問を、受験科目から免除する制度があります。

宅建従事者対象[5問免除]宅建登録講習